きらめく北斗星の下に
53.0×40.9
1997 ★
シベリアの極寒の空はうつくしい。きらめく星座は虜囚の身を忘れさせ幽玄の世界に誘うのであった。「空を切って走る刹那の流星は、万古の静寂を破って、あたかもはじけるような響きが聞こえるようであった。」八木春雄著『抑留記上(未決拘留十一年)』より この星空も祖国の空を巡ってゆくのであろうと思うと深い郷愁にかられるのであった。