水汲み  60.0×50.0 1985 不明 

  極寒のシベリアは、水が貴重品だ。厚く凍りついた川に穴をあけ樽一杯に水を汲み収容所まで何回か往復するのだが、ロシア人の集落にくるとバケツを持ったロシアの女性に分け与えなければならない。しかし、代わりにパンや煙草にありつける特権がある。昼になるとわれわれに配る昼のスープを運ぶのも仕事のうちだ。