第二鉄道の夏
53.0×40.9
1995 ★
緑輝くシベリアの大地は、荒々しい雪の荒野とは異なり別天地だ。22年の夏にはわれわれの努力によって、材木で走る蒸気機関車がよろよろと走るようになった。この汽車に乗り東京ダモイもかなうかもしれないと思うようになった。鉄道作業隊は貨車に乗って生活しながらレールを敷いて行く。かつて相棒だったS君と再会したのは感激だった。