22年最後の引き揚げ船
145.5×112.1
1998
★
シンガポールで爆撃を受けた「朝嵐丸」は佐世保港によって修理をしてくるはずだったが引揚者の待つナホトカに直行してきた。船尾には日の丸の旗はなく、赤さびた船体は痛々しかった。日本人船員たちはきびきびと動き回っていたが、大陸からの風に岸壁に着けることができず、みぞれの中での綱引きが始まった。