生き残りし者達  145.5×112.1      1998  

  終戦まぎわに、補充兵として現地召集された者に犠牲者は多かった。それに作業大隊のノルマをこなし、結核や事故などよって亡くなる者が少なくなかった。  生き残った者の多くは収容所内に必要な仕事をもつ者たち、軍医、通訳、カントーラ(ノルマの計算者)炊事、芸能者、楽団員、肖像画家、それに主義者たちであった。